くろのクラスに2年生の途中から不登校になった子がいる。

それも、くろと同じ陸部の子。

部活の中は、結構、仲が良くて、お泊りにも来ていたし、何度も遊びに来ていた。

くろもちょっと、学校を渋りだしたとき、その子(Aくん)も、休みがちになっていたようだった。
くろに聞いても、「よく、知らない」と言われた。
親になんでも、言わない年頃だから、仕方ないか。と思った。
本当は、何も知らないのかもしれないし。

でも、最近、他のお母さんと話しているときに、Aくんのことが、話題になって、
友達を非難するうちに、自分が非難されて、それに耐えられなくて、学校へ行けなくなった。そのような話。

いじめは、どのような理由が、あろうとも、いじめたやつが悪い。

それは、かわらない。

いじめられた子は、どのような理由があっても、悪くない。

でも、いじめられたという事実は、かわらない。
そこから、どのようにして、元気になるかということ。

仕返しをしてやる。という答えも、あるけど。

ちょっと話がそれるけど、
私も小学校の時、毎日、私をいじめる男の子がいた。
毎日、泣くまで、それは、続いた。
担任も、全然、取り合ってくれなかった。
いじめられる私にも、問題があるって思われていたから。

最近、そのいじめていた子(もうすでに、おじさんですけど。）が、
会社でひどいパワハラをうけて、うつ病になったと聞いて。
退職したらしい。で、会ったことあるひとは、「おかしくなった」
と言っていた。
それを聞いて、ざまあみろなんて気持ちには、なれなかった。

たぶん、私のなかで、それは、思い出の一つなんだと思う。
いじめが、そんなにひどくなかったんじゃない。と言われれば、そうかも、知れないけど。

でも、いじめでの、事件を見るたびに、そんなことを考えてしまう。